· 

外壁下地と通気と腐れ

外壁のリフォーム等の現場に入るとよく外壁材の下地材が腐っているということがあります。

この前携わらせていただいた現場でも下地がめっきり腐っていました。有名メーカーさんの現場でしたけど。

腐っている時のパターンは、通気が取れないような下地になっている場合が多いです。

たとえば、胴縁を横流しにしていたり、コンパネ下地に直接外壁を貼っていたりなどです。

本来木はとても長持ちをする建材です。

湿度管理が出来ていて紫外線が当たらなければ数百年は持つそうです。たぶん1000年はいけると思います。現に社寺では1000年以上もっています。古民家でも300年持っているものもあります。

だからしっかりとした施工がなされていれば10年や20年で木が腐るなんてことはありえないのだと思います。

防腐防蟻処理だっていらないんだと思います。

昨今の住宅では防腐防蟻処理が当たり前なのはそれらが必要になってしまう構造であるということに尽きるのように思います。

いままでで一番良いなとおもった外部下時は縦と横に二重に下地をしてある住宅でした。

この下地であれば縦にも横にも通気が通るため湿度をしっかり逃がすことが出来ます。

通気胴縁を使ったり、防腐処理貫を使ったり、胴縁を隙間を空けて張ったりするだけでは木が長持ちできる環境づくりには不十分なのではないかなと思います。

外部側はしっかりした通気層を持つことと内部側はしっかりと断熱をとって、壁内の気流の流れを作らないことが大切なんだろうなと思います。

良い家づくりって知識も技術もかなりレベルが高くないと出来ないんだなと年々増して思うようになりました。

そんな家が少ないのは、それだけ設計と施工の両方のレベルがかなり高くないとできないからなんだと思います。

気流を止めるところはしっかり止めて通気するところはしっかり通気する。

長期住宅には必須考えだと思います。