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トイレの施工の仕方

まずはトレイの選定

最低限抑えておかないとけないところ

・排水芯の壁からの距離。一般モデルなのか・リフォームモデルなのかが変わってきます。

・給水栓の位置。給水栓の位置によって標準のホースが届かなくなる可能性があるので、その時はオプションで適切な長さのホースを頼まなくてはいけません。

・コンセントの位置とアースの有無。コンセントが遠いと標準のコード長さでは届かなくなる可能性があります。その場合もオプションが必要です。基本的にはスイッチか照明から露出配線となります。個人的にはモールはあまりすきではないので、カラーVVFケーブルを使ったりするのがいいのかなと思います。

アース線は通すことがd系ないので、「ビリビリガード」を設置して応急処置をするか、「プラグインアース」を使ってアースを取ることがベストです。ちなみにビリビリガードは、アースをとっているわけではなく、漏電遮断器がついているだけなので、感電するリスクはのこるので注意が必要です。

 

 

必要工具

トイレの施工方法についてまとめてみようと思います。

 

まずは必要な道具から。

・モンキースパナ

・プラスドライバー

・マイナスドライバー

・シールテープ

・パイプソー

・配管用接着剤

・バケツ

・布巾

・組み上げポンプ

・ドライヤーやヒートガン

 


作業工程

まずは便器の取り外しになるので、トイレの止水栓を閉めます。

マイナスドライバーで右回しで締まります。

次にタンクと便器の中に溜まった水を全部抜き取ります。

まずタンクの水を流して、便器の中の水は汲み取りポンプを使って抜き取って、最後は布巾で水気を取り去ります。

残った水は布巾で取り除きます。

 

水を抜き取ったら、便器を取り外すために、止水栓と繋がっているホースを外します。

 

ホースを取り外したら、既存のトイレを取り外します。

場合によっては便器自体がコーキングされている場合もあるので外れにくい場合はコーキングを切ってあげましょう。

 

便器を取り外したら既存の「排水アジャスター」が出てきます。

排水アジャスターを取り外します。

ここで、取り付けるトイレのタイプによって、①「排水管を床面よりも立ち上げる場合」と②「床面で排水管を切る場合」と③「床フランジを取り付ける場合」の3パターンがあります。

①と②は主に、排水管の芯が壁から120~304mmの場合に行います。これはいわゆる「一般モデル(新築用)」のトイレを使用するためです。③は主に305mm以上(メーカーや便器によってことなる)は主に「リフォームタイプ便器」を取り付けるため、床フランジが必要になります。

どうしてこのように面倒なことになっているかというと、昔のトイレと現在のトイレの施工仕様が変わっているからです。現在のトイレは排水管の芯が壁から200mmとほぼ統一されていますが、昔は様々だったため、その排水芯に対応するために「リフォーム用トイレ」が用意されるようになりました。


メーカー別排水対応方法

排水アジャスターのところでややこしくなってきたので、メーカー別にどのように対処するかを説明しようと思います。

<TOTOの場合>

一般モデルの取り付けの場合は、排水管を床面から60mm立ち上げます。

既存の配管に立ち上がりがない場合は、「H01001R」を使います。これはTOTOの純正品で、設置するだけで床上レベル+60mmの高さに配管が来るようになっています。また、既存の配管がVU75でなくてもVP75・VU100・VP100のすべての排水管形に対応しているため、安心です。また、糊代もしっかりあるので、新規に15mm床材を貼ったとしてもしっかりとジョイントする事が出来るので便利です。

 

リフォームタイプで床フランジの施工が必要な場合は、「三栄水栓H800-8」が便利です。これはどの排水管形にも対応している床フランジなので便利です。

なお、床フランジはその上にPシールをしようして便器と接続をします。そのため、床フランジの種類はなんでもよく、既存の床フランジに歪みや割れがなく臭気漏れがなければそのまま利用しても良いです。

既存の床フランジの状態が悪い場合は交換しますが、接着されている場合は、既存排水管を破損しないように、丁寧に外す必要があります。

とり外す方法は、

①「インナーカッターで排水管を切って新たに配管を伸ばす」

②「手ノコで床フランジにのみ鋸をいれて、少しずつ取り外す。」

③「ヒートガンやドライヤーを使って温めてはがしやすくする」です。

①は切った配管が下に倒れる可能性もあるので倒れないように棒を突っ込んで奥などの対処が必要です。

②は大変ですし割れやすいのでおすすめしません。

③は比較的簡単に取り外せるのでおすすめです。あっためすぎると配管が変形するので注意は必要です。

またインナーカッターで切りとった排水管を延長するのには「持ち出しソケット(持ち出しニップル)」を使うと簡単に延長ができて便利です。ただこれだと、排水管内部側に段差が出来るので、この段差部分が浅すぎると床フランジと干渉して設置出来なくなるといったことが起きるので延長する際は十分な懐を確認しておくことが大切です。

持ち出しニップルが使えれば、ある程度、床LVを上げても施工が出来るので、新規に床板を張る場合にも便利です。

 

<パナソニックの場合>

一般モデルのトイレは、排水管を床レベルで切断し、その上に排水アジャスターを被せて設置します。

既存排水管形がVU75以外であっても対処できるように、標準付属で対応リングが入っているので安心です。

 

リフォームタイプは床フランジを設置してその上にPシールを敷いて排水アジャスターを乗っけるという形になりまs。

 

<LIXILの場合>

LIXILの場合はモデルによって違うのかもしれませんが、VP75排水管は床レベルで切断を行い、それ以外の排水管は床レベル+40mmの高さで切断をします(モデルによって違うようです)。そして排水アジャスターを接続します。

「LIXIL(リクシル) INAX ソケットアダプター CF-200S」を用意しておくと排水アジャスターの接続に便利です。これがないと施工方法によっては臭気もれの可能性が大きくなるので、用意しておきます。

 

リフォームタイプは、床フランジを設置してその上にPシールをして排水アジャスターを乗っけるという形になります。


止水栓の取り付け

取り外したトイレの止水栓を取り替えます。

これは排水アジャスターを取り付ける前に行った方が、元栓を早く開けるので、その他の水栓が使えるようになります。また便器を取り付ける前に止水栓を取り付けたほうが作業性も良いのでおすすめです。

 

既存の止水栓を外すためにまずは元栓を閉めます。でないと水浸しになります。

元栓を締めたら既存の止水栓を取り外します。

止水栓の構造は、受け雌ネジに、ジョイントのアングル止水取り付けニップルがついています。

これに既存のシールテープがついている場合はきれいに取り除きます。

そして新規の止水栓を取り付けるために、新しくシールテープを巻き直します。およそ7~8回ネジを回す方向に巻きます。反対回しにすると取り付け時に解けて漏水します。

また止水栓の口の向きは指定されている方向に向けなくてはいけないため、ちょうどいいところに止まるように調整しないといけません。うまくいかなかったときはシールテープを外して、必ず再度巻き数を調整して巻き直してちょうどいい具合に止水栓を取り付けます。

 

また古い給水管では錆によってジョイントニップルが折れてしまい取り出せなくなる可能性もあります。

そのため、「カクダイ 602-001 内径レンチ」が便利です。給水管はほとんどが13径か20径ですのでこれ一本でほとんど対応ができます。やや高いので、お求めやすさでは「新潟精機 折れ込みボルト抜き」が安価で丈夫なためおすすめそうです。

万が一のために必ずもって置くべき工具になります。

 

万が一のためにパッキンなども用意しておくと安心です。

給水配管のジョイント方法は①「ネジ対ネジはシールテープ」②「ネジ対ナットはパッキン」を使う事によって漏水を防いでいます。

使用するパッキンの選び方は基本的に、ネジのオスの方の外径を図って、そのサイズより少し小さめのパッキンを選択することになります。パッキンは安いので種類を揃えておくといいと思います。

 

ちなみに住宅の給水栓は「呼び13径」と「呼び20径」の二種類の大きさを使われますが。多くは「呼び13径」を使っています。

「呼び13径=1/2インチ=外径約21mm=外ネジ外径26mm=パイプ外形16mm」

「呼び20径=3/4インチ=外径26mm=外ネジ外形30mm=パイプ外形19mm」となっています。

 

新規のトイレのセットに止水栓も新しく付属しているので、

新しい止水栓を取り付けたら、止水栓を回して閉じます。

ここまで来たら元栓を復活させてもいいので、元栓を全開にします。

 


便器の取り付け

排水アジャスターは設置が出来ている状態なので、便器の取り付け準備になります。

各メーカー施工書に型紙があるので、型紙を当てて位置だしをして施工書通り進めていけば取り付けは進んでいきます。

取り付けが完了したら、各機能の確認を行って、漏水がなければ完了です。