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アレルギー発症のメカニズム

「アレルギー発症のメカニズム」

アレルギー反応はアレルギーを持つ特定の物質(アレルゲン)によって引き起こされます。

例えばグルテンアレルギーの人はこのグルテンがアレルゲンとなっています。

 

 

アレルギー反応には「即時性アレルギー症状」と「遅延型アレルギー症状」の二種類があります。

即時性はすぐさま体に影響が起きて重篤な症状になりやすいアレルギータイプです。

それに対し、遅延型アレルギーは症状が出るまでに数時間から数日かかり、ジワジワと体調不良を起こしていきます。命に関わることは非常に少ない事が特徴です。

 

即時性アレルギータイプの人は「アレルゲン」が体内に入ってくると、血液中の体の免疫細胞である「IgE抗体」が反応します。

 

このIgEが過剰に反応すると「即時性アレルギー症状」が発生してしまうのです。

それに対して遅延型アレルギータイプの人は、アレルゲンが体内に入ってくると、「IgG抗体やIgA抗体」が反応します。

このIgG抗体やIgA抗体が過剰に反応することで「遅延型アレルギー症状」が発症していくのです。

 

上記三種類の抗体は単独では動かずに「肥満細胞」という細胞にくっついて機能しています。

ちなみに肥満細胞は免疫細胞の一つで、見た目がぽってりしている事から名前がつけられました。そのため脂肪細胞や肥満とはなんの関係もありません。

話を戻してIgE抗体等はこの肥満細胞にくっついて活動します。

IGE抗体等がアレルゲンを発見すると、肥満細胞にシグナルを出して肥満細胞を活性化させます。

活性化した肥満細胞は「ヒスタミン」等の攻撃成分を放出する事でアレルゲンを攻撃します。

ヒスタミンはアレルゲンを無毒化させる作用を持ちますが、その作用の反面で体の各所で炎症を引き起こしてしまいます。

アレルゲン物質が長期的に体内に入ってくると抗体が沢山産生される事で、血液中に多く含まれるようになります。

その状態でアレルゲンが入ってくると血中に増大した大量の抗体が免疫細胞を活性化させる事で過剰にアレルゲンを攻撃して、その作用によって過度の炎症を引き起こしてしまうのです。

これがアレルギー症状を発症させるメカニズムとなります。

即時性のアレルギーの場合は改善は困難ですが、遅延型アレルギーの場合はまだ改善の余地はあるのではないだろうかと思います。

遅延型の場合は、まずはアレルゲンを突き止めることが大切になってきますので、長期間に渡って食事レポートを作成してみるのもおすすめかと思います。