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褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞

「褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞」

 脂肪細胞には「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」とがあります。
「白色脂肪細胞」は中性脂肪を貯蔵する役割を持っていて、
「褐色脂肪細胞」は脂肪を燃焼させる働きを持っています。
肥満にならないためには「褐色脂肪細胞」活性化させればいいというわけですね。

という事で、「褐色脂肪細胞」に焦点を当てて調べていきます。
褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼させて、熱を産生する細胞です。

そのため褐色脂肪細胞が活発に働いている人は体温が高いですし、太りにくい体質になります。
この褐色脂肪細胞は細胞内に大量にある「ミトコンドリア」で「ケトン体」を燃焼する事で大量のエネルギーを作り出しています。
「ケトン体」とは脂肪を分解することで生まれる物質で、エネルギーとして使われるための燃料のようなものです。
「ミトコンドリア」はエネルギーを作り出す細胞ですが、幾つかあるエネルギー産生経路の中でも、特別大量のエネルギーを生み出す産生経路です。

ちなみに、ケトン体は子どもに多い事が特徴です。そのため子どもは大人よりも体温が高いのです。
体温が高いということは活動も活発ですし、免疫も強くなるわけですから、健康そのものです。

平熱が高いという事は体にとって非常に大切な事なのです。

 褐色脂肪細胞の活性化は、肥満を防いでくれるし、体温も上げてくれるし、良い事だらけなのです。

しかし、そんな褐色脂肪細胞には天敵がいます。
それが「糖質」です。

砂糖を取るとインスリンが分泌されるため、白色脂肪細胞が中性脂肪を放出するのをやめ、ブドウ糖を取り込み中性脂肪を貯蔵していきます。
このため「血中遊離脂肪酸濃度」が低下します。血中の脂肪成分が少なくなっちゃうということですね。

そうなると、脂肪を燃焼している「褐色脂肪細胞」のエネルギー源が欠乏し、褐色脂肪細胞の機能が低下したり死んでしまったりするのです。
体温がなかなか上がらなかったり、糖質制限を行ったところ体調不良を起こしたりする人は、この褐色脂肪細胞が少なくなっている事で、体温が上手く上昇できなくなっているのです。
そういった人は、いきなり断糖するのは無謀ですから、徐々に糖質を減らしていき、この褐色脂肪細胞を少しずつ活発化させていくことが必要になります。
ちなみに僕自身は断糖に挑戦してから二年程たちましたが、最初の頃はやはりエネルギー不足気味でした。

今では体の温まりもよくなり、昔ほどエネルギー不足を感じることはありません。
これも「褐色脂肪細胞」が活性化してくれたおかげなのでしょう。
「断糖」をするなら、焦らずゆったり余裕を持って計画的に進めることがいいのかもしれません。

また、褐色脂肪細胞を活性化する為のアドバイスとしては、お肉や魚を我慢しない事です。
褐色脂肪細胞が十分に活性化されていない状態で、お肉を我慢していては直ぐにエネルギー不足になってしまいます。
お肉は消化もいいですし、栄養価も高い訳ですから、お腹が減ったならばお腹一杯食べても問題ありません。
体のほとんどは「タンパク質」と「脂質」からなっていますし、大昔から人間は肉を主食としていて、特に肉食文化の強い種族は超健康的なのは、はっきりと分かっていますから。
僕達の体はお肉を美味しく食べられる体なのです。

食べ物の話しが色濃くなって来たところで、
次は食物アレルギーや消化不良が問題となる、「セリアック病とリーキーがっと症候群」について調べていこうと思います。