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ホルモン分泌と臓器の疲弊

「ホルモン分泌と臓器の疲労」
ホルモンを分泌する臓器の一つに前回紹介をした「副腎」があります。
副腎は腎臓の上に乗っかっている5g程の小さな臓器で、「糖質コルチコイド」や「アドレナリン」等の各種ホルモンを分泌しています。
「糖質コルチコイド」の主な作用は、糖新生の促進や炎症作用の抑制です。
糖新生は脂肪や骨格筋から糖を作り出しますから、糖質コルチコイドが過剰に分泌されると、筋肉が痩せてしまいます。

また、炎症作用の抑制をする事は、免疫細胞の機能低下に直結しますから、免疫力の低下にも繋がります。
副腎が疲労すると。慢性的な疲労感やうつ状態、神経症などが起こります。朝に弱くなるというのも特徴ですね。

ではなぜ副腎疲労が起こるのでしょうか。
副腎疲労を起こす原因の一つが「低血糖症」です。

低血糖状態になると、各種血糖値上昇ホルモンを副腎が分泌し始めます。
甘いものを食べて血糖値の乱高下がくりかえされると、副腎からのホルモンも継続的に分泌されますから、それが副腎疲労となっていくのです。

また「甲状腺」という臓器からもホルモンが分泌されています。
甲状腺とは喉仏の下付近にある15g程の臓器です。
低血糖症になると。脳下垂体から甲状腺刺激ホルモンが分泌され、甲状腺を刺激します。すると甲状腺から血糖値上昇作用のある「チロキシン」や「トリヨードサイロニン」といった甲状腺ホルモンが分泌されます。
「チロキシン」は呼吸量やエネルギー産生を増大させる働きがあり、体温の上昇や筋肉の活動性を向上させているホルモンです。

そのため甲状腺疲労によってチロキシンが分泌されなくなると、体温が落ち、疲労感やうつ、神経症を起こしてしまいます。

また代謝も低下することから体重も増加しやすくなります。
ちなみに甲状腺ホルモンの異常は、「バセドー病」を引き起こしたり、発育を正常に促進できなくなったりさせることも分かっているので注意が必要です。

このように血糖値の急上昇により、血糖値の乱高下が起こると、各種臓器に負担をかけてしまいます。

ホルモンは日常生活を活性化させるために必須の機能ですから、精神的にも身体的にも、活発に活動する事が難しくなってしまいます。
そのためにも血糖値を急上昇させるような食べ物の摂取は避けるべきなのです。

それではこの「砂糖」の性質や種類についてさらに詳しく触れていきます。