· 

砂糖の何が悪いのか

「そもそも砂糖の何が悪いのか」

砂糖が体に及ぼす最も危険な作用は「糖化」とよばれる現象です。

「糖化」とは体内に入った糖が全身の各種細胞と結びつきAGEs(糖化最終生成物)という老化物質を生成することです。

糖化された細胞はその機能を失ってしまいます。

そのため糖化が進行すると、腎不全等の各種内蔵の破壊や糖尿病その他合併症、甲状腺などのホルモン異常が起こります。

砂糖の恐さは心身ともに蝕んでいくこの「糖化」にあるのです。

では糖化はどういった時に起こるのでしょうか。

それは血中に糖が溢れて、高血糖状態になった場合です。

人間の血糖値濃度は通常は70-90mg/dlであり、150を上回ることもなければ、65以下になることもありません。

これはインスリンの血糖値を減少させる作用と、アドレナリン等の各種ホルモンの血糖値を上昇させる作用によって調節されているからです。

しかし、糖質の高いものを大量に摂取すると血糖値の調整が間に合わず高血糖状態になってしまいます。

人間の体は血糖値濃度が150mg/dlを超えると加速度的に糖化が進行するため、体は素早く処理するべくインスリンの分泌を促します。

インスリンは血中のブドウ糖を中性脂肪に変換したり、グリコーゲンに変換したりする事によって、血糖値を強力に減少させています。

ただし、血糖値が急上昇した場合は、このインスリンが過剰に分泌される事で血糖値を下げ過ぎてしまい、反対に低血糖状態になることがあります。

低血糖状態になにる、体は血糖値を上昇させるために、アドレナリン、グルカゴン、糖質コルチコイド、チロキシン、成長ホルモンなどの血糖値上昇ホルモンが分泌させます。

これらのホルモンは血糖値を上昇させる作用の他に「交感神経」を刺激する作用も併せ持っています。

交感神経は人間が活発に活動をするために必要な役割を担っていますが、血糖値の乱高下によってこの興奮状態が長く続くと、精神的に不安定になり「自律神経失調症」となることがあります。

子どもが暴れまわったり、大人でもすぐに頭に血が上り怒り出したりするのはこの状態の場合が多いのです。

こういったホルモンが分泌され続けることで、内蔵が疲弊したりホルモンの効果が薄れていったりする事も大きな問題になります。

たとえば「アドレナリン」や「糖質コルチコイド」は副腎から分泌されていますが、この副腎が疲弊していくと、頭痛や喘息、不眠症等の症状を引き起こします。

また副腎はほとんどが朝に活動するため、副腎疲労が起こると朝に弱くなったりする事もあるのです。

ここでホルモンと臓器の疲労について話が出てきましたので、次回はさらに詳しく掘り下げていこうと思います。