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異端児と批判者と理解者

「異端児と批判と理解者」

僕が応援に行っていた大工さんが、「言ってみれば世間って多数決やにか。お前は少数派やからそういう所で苦労するやろうな。」と言いました。

僕の性格について周りの人が言うには、我儘で頑固で面倒くさくて、ちょっと難しい性格をしているそうです。さらにいえば変わり者なんだそうな。

職人さん自体が少数派の考えを持っている方が多いと思うのですが、職人さんから見ても僕は少数派のようですから、かなりの少数派なのかもしれません。

このように自分が影響を及ぼす範囲の人達の中で少数派の思考を持った人をここでは「異端児的思考者」と名付けます。

僕はどちらかと言えば少数派の異端児的思考者であると思うので、自分自身の経験からその悩みを書いてみようと思います。

異端児的思考者の人達は「孤独」を感じる事が多いです。

そもそもが少数派であり意見の合う人が少ない事や、我が道を行くために「批判」を受けることが多いからです。

特に異端児的思考を持っていながら、それに伴った実力を持っていなかったり、コミュニケーション能力が低い人は、批判を受けやすいのです。

そのような人は集団の中においては、輪を乱しやすく邪魔者になりやすいですから。

ではそういった異端児的思考者の悩みである「批判」と「孤独」についてどうすれば克服できるのかを考えてみます。

異端児的思考者の全てが邪魔者扱いされる訳ではありません。

異端児的思考者の中でもその道に特化した技術力を持ち社会に貢献している人達は大きな賞賛を受けています。

例えばスティーブ・ジョブズなんかがそうです。

唯一無二の独創的なビジョンを持ち、それを実現させました。

Macは圧倒的な機能性や、美しさから世界中で愛されています。

僕の知っている建築家さんも「Macを使っていない人は人生を無駄にしている。」と仰っているくらいです。

ただ、スティーブ・ジョブズは相手を思いやったコミュニケーションが苦手で性格も難しかったために、普通では耐えられないような批判も受けました。

そのような環境の中で彼を支え続けたものは、圧倒的な「実力」と実現してきた「結果」なのだと思います。

それらが揺るがない自信となって批判を押し返すのです。

僕はこれが「批判」を克服する唯一の手段だと思っています。

次に「孤独」です。これの対処方法は「理解者」を得ることです。

ただ、少数派の異端児的思考者が理解者を得ることはなかなかに難しいです。

だからこそ、理解者に巡り会えたならばその人を大切にしなければなりません。

またプライベートで理解者に出会えない場合は、仕事を一生懸命に頑張る事が有効です。

誰かの為に真摯に働いていればそれに喜んだ人達が徐々に理解者になってくれますから。

理解者は自分の味方となり、孤独を癒してくれます。

スティーブ・ジョブズは理解者を大切にできなかった事で、必要以上に苦しんだのではないかと僕は思っています。

このような事から、「批判」と「孤独」の克服に大切な事は自分の進む道において特化した実力者になる事。

そして、出会った理解者と大切にお付き合いをする事なのだろうと思います。

特に異端児的思考者は人一倍に自分を律してこれらを守る事が幸せに繋がるのだろうと僕は思います。