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木材の不朽の原因について

木材の腐朽原因について

僕は外壁にも木材を使いたいと考えているので、木の腐朽原因について調べてみました。

木が腐る要素は「温度・空気・水分」で、この内どれか一つでも欠けると木が腐ることはありません。

木の腐る原因は不朽菌にあるためです。

この腐朽菌が活性化する条件は以下のものとなります。

・温度条件

3~45度(3度以下では不朽菌が発育しにくい)。
30度前後が発育に最も適している。

・水分条件
大気中の湿度85%以上・木材の含水率が25%以上になると発生条件が整う。

・空気条件
空気がなければ木材腐朽菌は生息できない。

 

上記の条件を満たさないように住環境を整えていくことが、家を長持ちさせるのに大切な事になります。

温度は住環境や、日本の気温からしても対処は難しいです。

空気に関してもどうしようもない条件ですね。

であるならば「水分(湿度)条件」をコントロールすることが大切になっていきます。

僕の住んでいる富山は月平均の湿度で70%以上と非常に高く、木造住宅には厳しい環境と言えます。

ただし、月平均湿度で85%を超える事は年間を通してないようなので、自然通気では腐ることはないということになります。

なので外壁部分の木材は雨風にさらされても、乾燥させられる構造になっていれば腐る事はないと言えます。

しかし、外壁材の場合はもう一つ「紫外線」の問題が出てきます。

木が紫外線を浴びると、褐色の成分である「リグニン」という物質が分解されてしまうそうです。

さらにリグニンは分解された後に雨により流れ出ていってしまいます。

その結果木材には繊維だけが残りスカスカになって灰色になってしまいます。

外壁材の場合こちらの方が問題になってくると思います。

そのため、張り替える事を前提に外壁を納めたほうが良いように思います。

また、その外壁板が何年程持つのかという事が問題になってきますね。

おそらく紫外線と雨風が当たる場所は10年程で灰色に変色していくと思います。

 

内部の構造材の腐朽に関しては、内外温度差による結露の発生を防ぐことと、湿気を逃がす構造を作ることが重要だと思います。

結露に注意する時期は、夏と冬です。

どちらとも空調設備を使って温度を調整するので、湿度をコントロールしやすい、エアコンや湿度の出ない薪ストーブを使うのがいいのかなと考えています。

出来るならば、冬は基礎下にエアコンを配置して、全館空調が良いと考えます。

断熱に関しては、外断熱の方が室内と構造材周りの温度差を抑えられるので結露を防ぎやすいと思っています。できるならば内部充填断熱+外張り断熱の二重構造がいいのではないかなと思います。

充填断熱であれば、羊毛は結露を発生させないという認定を受けているので、そちら使うのも良いのかもしれません。

ただし羊毛は数値よりも断熱性が良くないという設計士さんの声を聞いたことがあります。

また本当に結露しないのかという疑問もどうしても残ります。
防湿気密シートの施工に関しては、施工性の面と常時換気をしないと室内空気環境を悪くさせる可能性から否定的に考えています。

ただし壁内の気流を止める事は非常に重要だと考えます。

調べてみると、曖昧な知識が多くもっとピックアップして調べていく必要性を感じました。

設計士さんとも話をしても、多くの設計士さんは「結露は原因も分かりにくく、非常に怖い」とおっしゃっています。

工法や塗装、施工事例、断熱材、土壁、調湿性能、壁内気流など細分化して調べていこうと思います。

 

長く住宅を愛せるように、結露が出来ない住宅造りは徹底していきたいなと思います。