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石膏ボードって有害なの?

石膏ボードの有害性について

 

石膏ボードの有害性についての記事をみかけました。

現在の住宅づくりには欠かせないとも言える「石膏ボード」。有害性は如何ものなのか気になったので、調べたみました。


結論は、住宅に使用する分には問題はない。でした。

以下に調べた内容について書いてみます。

 

まず、石膏ボードの成分の内訳は副生石膏(火力発電所で発生する硫酸カルシウムの事)が50%、天然石膏が45%、回収廃石膏ボードが5%。紙は新聞紙等の再生紙を使用。をしているようです。

石膏自体には人間への有害性はありませんから成分自体には問題は「ない」と言えると思います。

 

強化石膏ボードなどはガラス繊維を混入させることで強度を強化しています。ガラス繊維自体は発がん性のある物質であるので、強化石膏ボードを使用する場合は、石膏ボードの粉の吸引に気をつけるべきだと思います。

また、ガラス繊維を石膏に混ぜるさいに、接着剤を使用されているらしく、ホルムアルデヒドの問題がありますからこういったものは注意が必要だと言えます。

 

とはいえ住宅生活内では特に吸引する機会はないですからさほど心配はいらないでしょう。有害物質過敏症の方は、接着剤からのホルムアルデヒドの揮発には注意したほうがいいかもしれませんね。

住まわれる方よりも、施工される職人さんのほうがよっぽど吸引する機会が多いのでマスクなどはしっかりとするべきですね。


石膏ボードが体に有害だ!と言われるきっかけとなった事件がありました。

それが廃棄された石膏ボードから非常に危険な濃度の「硫化水素」が発生したことです。

硫化水素が発生した原因は、地下水中にある硫酸還元金が硫酸カルシウム中の酵素と、紙と石膏とが化学反応をする際に発生するそうです。

つまり住宅内で使用されている石膏ボードからは硫化水素が発生するという事はまず有り得ないということですね。
ほかにも調べてみると、石膏は中性物質で直接的に人体に対する刺激性や毒性はなく、なんと豆腐の凝固剤としても使用されているのだとか。

それだけ無害に近い物質であるということですね。

 

石膏ボードの危険性について無視できない事件がもう一つありました。

それは石膏ボード内に「ヒ素」が混入していたことです。これは猛毒です。

どうして石膏ボードにヒ素が混入する事態が発生したのかというと、当時は精錬非脱石膏という原料を使用していたためなんだそうです。

現在は一切この原料を使用していないようで、この問題も解決されたようですね。

しかし過去は使用されていた事が確認されているので、古屋の解体時などには特に吸引にたいして注意が必要ですね。

 

<僕が調べた結果>
石膏ボードは住宅に使う分には問題はなさそうです。

通常の石膏ボードには、ガラス繊維も入っていませんし、有害ガスも発生することもないといえます。
ただし内部結露によって発酵が進んで有害ガスが発生する恐れはあるので、結露対策はしっかりと行うべきですね。無結露は住宅を長く使うのに絶対に必要な条件でもありますし。
深く考えるなら、副生石膏の放射能の問題も考えられますが、そこまで考えるのは現実的ではないのかなと思います。

こういったところまで気にするのであれば、石膏ボードを使わず、木摺下地に左官をするという昔ながらの手法がおすすめです。

断熱効果も高いし、防音効果も高いので石膏ボードよりも性能の良い施工といえますからおすすめですよ。